映画「アベックパンチ」公式サイト ハッシュタグは「#avecpunch」です!!

「月刊コミックビーム」15周年記念作品 アベックパンチ

2011年6月18日劇場公開

原作

原作『アベックパンチ』とは

イサキ
ヒラマサ
メバル
エツ

『アベックパンチ』とは月刊コミックビーム(エンターブレイン刊)誌上で、2007年2月〜2009年8月に渡り連載された漫画作品が原作である。架空の格闘技である“アベック”という競技を巡る男女で、ドラマは展開していく。このアベックという競技は、2組の男女が手をつなぎながら戦うというルールで、勝敗は相手のつないだ手を切りあうということのみで決着する。残念ながら映画では割愛されてしまったが、この競技の創始者はアラン・オルモーというフランスの詩人であり、創設のテーマは男女の愛を、格闘という極限の状況で表現することであるらしい。従って、この競技の難しい所は、リングに上がってからよりも、“上がる前”にある。お互いの背中を預けるに足る異性に巡りあえるのか?この点に作中の主人公イサキ&ヒラマサの2人も、大いに悩まされる。彼らが最初にめぐり合った女性コルビーナは、中米から密入国してきたストイックな女性。寡黙で真摯な彼女に、2人は夢中になる。もう少しで夢に手がかかると、彼らが感じた瞬間、彼女は“消えて”しまう。絶望的に落ち込む2人。その後紆余曲折を経て、ヒラマサだけでなくイサキもパートナーを見つける。イサキが選んだのは、同じアパートに住むメバル。彼女は家族関係に恵まれず、すさまじくグレた過去がある。なぜ、同じアパートに住むに至ったかといえば、イサキの祖父が保護司をしており、行き場の無い不良少年などを引き取っているからだ(ついでにいうと、ヒラマサも同じ境遇である)。彼女は過去を語らない。だけど、秘かに心を寄せているイサキが、もがき苦しんでいるのを見て我慢できず、イサキのパートナーに名乗りを上げる。一方のエツは、2人がいつもタムロってる定食屋の一人娘。かつてはイジメられっ子だったのを、偶然ヒラマサに救われ、彼に憧れた。一念発起して、バレンタインデーに告白するが、意味のわからないヒラマサに即決でフラれた過去を持つ。コルビーナへの未練を断ち切れず、意外とメメしいヒラマサのケツを蹴飛ばしながら、凸凹コンビを結成する。 この物語に出てくる男女は、誰も普通の男女が過ごすような日常に興味を持たない。デート、メールのやりとり、セックス…etc。もちろん全員、無様なくらい不器用な連中なのは間違いない。だけども彼らは知っているのだ。普通の男女が味わえるよりも、アベックという競技が遥かに凄い快楽をもたらすということを。

アベックパンチ 完全版

アベックパンチ 完全版

上・中・下巻、好評発売中!!
各巻定価:780円+税
著:タイム涼介/発行:エンターブレイン

ebtenで3巻セットを購入すると、映画のプレスシートの特典(無くなり次第終了)付き!!
月刊コミックビーム

タイム涼介新作
『−I.C.U.−』

現在、『月刊コミックビーム』 (エンターブレイン刊)にて好評連載中!! 夢破れた気鋭の物理学者、世間から弾かれた霊能者、 2人の男が様々な怪事件に挑む!! タイム涼介が挑む新境地に期待せよ!!

月刊コミックビーム紹介

月刊コミックビームとは、良い意味でも悪い意味でも“孤高”の漫画雑誌である。「縁日の夜店のような雑誌を創りたい」……などという、なんだかわからない編集長の意思を雑誌に反映させた結果、性別、年齢層、ジャンル等のマーケティング要素が、良く言えばアナーキー、悪く言えば支離滅裂な雑誌が成立してしまった。当然創刊当初から、休刊説が出続けていたが、意外にしぶとく2010年12月号で創刊15周年を迎えている。その間、雑誌を支えていたのは、もちろんバラエティーに富みまくる漫画家たちであり、『アベックパンチ』のタイム涼介も、その中の1人である。当初、数ページのショートギャグ漫画として始まった『あしたの弱音』が、徐々にページ数を増やし続けて、遂に落ちこぼれ少年が中学校の屋上で野菜を栽培し、自給自足生活を始めるという展開に到達した。つまり連載当初と連載終盤では、絵柄もストーリーも構成も全く別の漫画に変貌したのである。まさにビーム的“出たとこ勝負”だといえる。この作品を起点にタイム涼介は、長編漫画家へと舵を切り、『アベックパンチ』、現在連載中の『−I.C.U.−』を執筆するに至るのである。
(『月刊コミックビーム』は毎月12日発売)