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月間受賞作品紹介
【2002年3月】
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今月の受賞作品に選ばれたのは『ルインハンターライチ』と『男列伝V』の2作品。記憶を失った女の子と冒険の旅に出るのもよし! 濃いキャラクターたちとアツい男の世界で闘うのもよし! どちらも作品のウリが前面に出ていたのが印象的だった。もちろん、惜しくも受賞を逃してしまった作品にも作り手のアツい魂が感じられたぞ。新年度のコンパクも、みんなの情熱に負けないように春パワー(造語)全開でいくぜ! GO!



作品名:ルインハンターライチ
作者:サークルDoorさん(愛知県)


ジャンル:RPG  作成ツール:RPGツクール2000
作者のHP:http://www.geocities.co.jp/Bookend/4860/

“ライチ”と“456”の出会い。グラフィックも丁寧でスバラシイ!


“トラップシーカー”を使えば、一瞬だけトラップの場所を見ることができる。


島を歩いたり、船に乗って“ババヤガの遺跡”を目指そう!
応募時の作品アピール:失った記憶を求めて旅をする少女ライチと青年456(よごろー)が立ち寄った島で繰り広げられる大冒険RPG!「『面倒臭い』を楽しもう」をモットーに誰にでも楽しめるよう、シンプルに仕上げてみましたが、実は色々仕掛けがあります。サッとクリアするもよし、色々探してみるのもよし。あなたを決して飽きさせませんっ!(当社比)

審査員のコメント
自分の名前しか覚えていない少女「ライチ」と、自分の製造番号だけ思い出せる「456(よごろー)」が、自分たちの記憶の手がかりを求め「ハバヤガの遺跡」を目指し探検するRPG。遺跡があるクエスター島と、クエスター島とつながっている港町を行ったり来たりすることで展開していくストーリーは、初心者から上級者まで楽しめる内容になっていたと思うわ。ライチと456の話のテンポがいいので、お話をスムーズに進められるところが○。またダンジョン内の隠しトラップを見破ることのできる"トラップシーカー"や、落下物からの衝撃を防ぐ"けいかい"などの特殊技能もナイスアイディア! 探検する場所はコンパクトにまとまっているけれど、いろいろなアイディアが詰め込まれていてボリュームは大。やりがいも充分だったわ。ただ、次に行くべき場所が簡単にわかりすぎてスリルがないところが残念。また戦闘に時間がかかりすぎるところもちょっと不満だったかな。でもグラフィックも自分で描かれていたり、とにかく丁寧に作られてるのが印象的。久しぶりに正統派RPGを堪能することができた作品だったわ。【メグミーノ】

作者のコメント
受賞できて本当に嬉しいです! 俺の人生、無駄じゃありませんでした!(大袈裟?) おかげさまで次回作への弾みがつきます。本当にありがとうございました!

制作にあたり苦労した点は?
隠しイベントの設定に制作期間の8割を費やしたことですかね……(長かったよ……)。

ダウンロード 4.28MB 起動ファイル:RPG_RT.exe
※この作品をプレーするには、RPGツクール2000 RTPが必要です。
※未インストールの方はコチラでダウンロードできます。



作品名:男列伝V
作者:デビルアニキさん(東京都)


ジャンル:ビジュアル格闘  作成ツール:2D格闘ツクール95
作者のHP:http://donzares.s6.xrea.com

SPゲージがたまりやすくなっているのも特徴。超必殺技が頻繁に出せるのは賛否両論といったところか。


うわっ、背景の顔が動いている! ダークさにも磨きがかかった!


“陽炎”が新しく参戦。忍者という、前作にはいなかったタイプのキャラクターだ。
応募時の作品アピール:前作、真男列伝の続編です。ダメージのバランスが良くなり絵も凶悪化してダークになりました。好きな人は好きだけどキライな人はキライなゲームですね(笑) それでは!! 男の世界へ!! レディーGO!!

審査員のコメント
デビルアニキさんによる、あの男の世界がまたまた登場だ! “ドンザレス”や“サトリ”などの定番キャラクターに加え、新たなキャラクターも参戦! 独特の画風による濃い世界がまた楽しめるぞ。前作の『男列伝』、『真男列伝』と比べて、ゲーム的にものすごくパワーアップしたという印象はないけど、キャラクターや背景にいたるほとんどのグラフィックが新たに描き直されていて、ダークな世界感にますます磨きがかかっている。その気合いの入りように今回も驚きだ。ゲーム部分は通常技や必殺技のダメージ量が上がって、相手をバンバン倒せるようになり、テンポ良く楽しめるようになった。でもパンチやキックを打ったときのアニメーションに腰が入っていなくて、キャラクターの攻撃がへなへなしている感じがした。もう少し、そういったところがビシッと決まれば、もっとリアルになって、より多くの人が楽しめるものになると思う。【ジョージ】

作者のコメント
かなり頑張って作ったつもりなので落選したらどーするかと思いましたが。受賞できて嬉しいです。漢らしさが少ない世の中でも漢ゲーを作っていきたいです。声優さんにも感謝します。

制作にあたり苦労した点は?
キャラの作成では、減色ソフト使わず全てドット打ちで描いたのでかなり疲れました。ツクール本体のバグなど、その他いろいろあるので省略。

ダウンロード 9.76MB 起動ファイル:男列伝V.exe





ここでは受賞にはいたらなかったけど、注目すべき点があった作品や、
受賞以外の価値を持った作品を紹介するぞ。


作品名:エメラルド・アイ
作者名:福富雅樹さん(東京都)
ジャンル:アドベンチャー
作成ツール:恋愛シミュレーションツクール2
御祝儀 図書券5000円也
[審査員のコメント]ノリも良かったし、カードを使ったバトルも魅力十分! ストーリーのボリュームも程よく、私は2周分プレーしてしまいました。面白かったです。ただ、かなり日常ばなれした設定に対する状況説明が不足しており、プレーヤーとしてどこか置いて行かれている感じがするのが残念なところ。主人公の生活が『日常』から『SF』な世界観に移行していく過程を、ほんのもう少しだけでいいので補足しておいて欲しかったと思います。詳細はネタばれになるので伏せますが、『エメラルド・アイ』とその仲間の関係や行動目的が不明瞭なのも気になります。また、主人公がかかえる“あの事実”に対しても、やはりあとほんの少しだけ伏線のようなものが用意してあると、ストーリーがより魅力的になったかもしれません(シリアスにしろって意味ではないですよ!)。とは言うものの、アイキャッチなど、細かいところも丁寧に作ってあり、あとちょっと手を加えるだけで、ぐぐっとレベルのあがる作品だと思います。ぜひ改良を加えて、再度発表してほしいと思います! 【Q貫】



作品名:Sequel
作者名:OnlyOnceさん(群馬県)
ジャンル:4人対戦カードゲーム
作成ツール:VisualC++6.OPRO
御祝儀 図書券4500円也
[審査員のコメント] ももたろうや赤ずきん、白雪姫など童話のキャラクターが主人公の4人対戦型カードゲーム。手元にある1〜5のカードをそれぞれが好きな順番で出していき、4人全員のカードの数が合計され中央に表示される。相手がどのカードを出すかはわからないので、上手く“読んで”、丁度自分の番に合計の和がゾロ目になるようにカードを出していく。ゾロ目になると、例えば『5』を出してゾロ目になった場合、『5』ポイントが相手からうばえる。中央の合計が99になったとき、所持合計が一番高い人が勝ちになるのだ。相手の出す数字はわからないのである意味“運”も必要なので、ゾロ目がでたときは、スッキリして気持ちがイイ! グラフィックもキレイだし、吹き出しが出てキャラクターの気持ちを表現しているところも良かったと思うわ。しかし、ルールがいまひとつわかりづらくて、いまいち盛りあがりにかけていた気が……。気が付いたら普通にカードを出すだけで終わっていたなんてことも。もう一度プレイしよう、という気にならないところが残念だったかな。【メグミーノ】



作品名:Copy Character
作者名:T・Iさん(岐阜県)
ジャンル:RPG
作成ツール:RPGツクール2000
御祝儀 図書券3000円也
[審査員のコメント] 『神言語』という言葉を覚えることで、町やダンジョンに生えている植物と話せるアイデアがおもしろいね。特に重要なヒントをくれるわけではないんだけれど、植物の素朴な言葉についつい聞き入ってしまう魅力が感じられた。主人公の“魔法使いが幅を利かせる世界で活躍する剣士”という設定にも、グッとくるものがあってよかったぞ。しかし、キャラクターの行動やセリフに説得力がなく、ストーリーが「なんとなく進む」印象を受けるのが実に惜しい。遊んでいても、いまいち話の流れにノることができなかった。シナリオの展開にプレーヤーを納得させる工夫がほしかったな。【S歳】



作品名:DIVE Animator
作者名:大西武さん(香川県)
ジャンル:3Dアニメーション・ツール
作成ツール:VisualC++.Director8.5,LightWave3D.Metasequoia
御祝儀 図書券5000円也
[審査員のコメント]このツールは、すでにモデリングされたオブジェクトデータを読みこんで、それにアニメーション(モーション)を設定するというもの。普通モデリングツールには、こういったアニメーション機能は最初から備わっているものだけど、モデリングツールそのものが高くて、そう簡単に買えるものじゃないでしょ? そこでモデリング自体はフリーウェアを使用して作成し、アニメーションはこのツールで作成しようってわけ。機能をアニメーション作成に限定しているから、操作も簡単だし、動作も安定している。その着眼点と技術力を評価したい! また、ShockWave用のファイル(w3d形式)を吐き出すことも可能で、実用性も高いのだ。あとは操作性の向上を今以上にすることが課題かな? フレームとキーフレームを操作するのに、スライダー(スクロールバーのようなもの)はぜひ追加してほしい機能だと思います。また、表示倍率が選択できるようになると、より良いですね。明確な違いがありながら、機能的にはほとんど変わらない旧バージョンが公開済みでなけ れば受賞作品として選ばせていただいたと思います。今後のバージョンアップに期待しています! 【Q貫】


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