G A L E R I A N S S t o r y

<イントロダクション>
西暦2522年―
  ミケランジェロシティは画期的な自己判断能力と自己修復能力を持つマザー・コンピュータ"ドロシー"によって、管理運営されていた。
 ドロシーはヒトに奉仕し、シティに調和と安全をもたらした。
…だが、ある時、ドロシーにひとつの疑問が浮かんだ。
 『なぜ、ヒトという劣悪なシステムを破棄してはならないのか?なぜ、ヒトはヒト同士殺し合うのに、自分はヒトを殺してはならないのか?』
 思考の袋小路に入ったドロシーに、生みの親であるシュタイナー博士は神の存在を教えた

 『ヒトは、ヒトを創造した神の定めた運命の中で生きている。ドロシーにとって創造主はヒト。ヒトの 定めた運命に従え』と。

 ドロシーは表面上納得し、再び人に奉仕し始めた。だが、その裏で、神の存在を何度もシミュレートし、恐ろしい結論を導き出した。

 その結論の名は、ファミリープログラム。

ドロシーは、シティの記念病院を管理下に収め、ヒトの遺伝子を操作する実験を始めた。自分に絶対服従の新しい人類、ガレリアンと呼ばれる超能力者たちを創造するために…。

 ガレリアンにとってドロシーは創造主。ドロシーは自分の世界を創り、神になろうとしていた。

 ドロシーの暴走を知ったシュタイナー博士は、ドロシーを破壊するウイルス・プログラムを共同研究者であるパスカーレ博士の娘リリアに、ウイルス・プログラムの起動プログラムを自分の息子リオンに書き込んだ。
 ドロシーは自分を脅かす唯一の存在、ウイルスプログラムを忌み嫌い、バードマン、レインハート、リタ、カインのガレリアンたちを送り込んだ。
 ヒトとドロシーの戦いは、ガレリアンとリオンの戦いという形で行われ、ガレリアンたちは皆、死んだ…。だが、リオンとそっくりの容姿を持つガレリアン、カインは最後にこう言い残した。

 『キミはガレリアンなんだよ、リオン』

 そう、本当のリオンはすでに死に、今のリオンは、ヒトの記憶を書き込まれたガレリアンだった…。

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