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 おまえのことを、探偵と呼ぶ者もいる。確かにそうだ。迷子の猫探し、浮気調査、借金の取り立て、盗品の回収。そういうことだってやる。だが本質は違う。おまえは都会の掃除人(スイーパー)。街のダニどもを片付けるのが、おまえの仕事だ。  クソみたいにでかいガンや、大仰なサイバネはおまえには必要ない。おまえの愛銃、古くさい回転式拳銃(リボルバー)だけあれば、おまえはどんな敵にも立ち向かうことができる。  もしかしたらおまえは、昔ならハードボイルドと言われた男かもしれない。おまえはそれを否定しないだろう。なぜなら、おまえはまだこの世界に希望があると信じているからだ。

イメージストーリー

 放棄されたスプロールの高層ビル街はまるでこの街と人類の墓標のようだ。

 半ば水没したインテリジェント・ビル群の隙間から、おまえは星のかけらと、それよりもはるかにまぶしい広告飛行船の群れを見上げている。

 短い金属音をキルシア・サイバーイヤーが捕らえた。マンダリン社のスカウト・ヘリ“SH-52 アナコンダ”だと、補助電脳が伝えてくる。

「やれやれ」

 おまえはくわえたタバコを無造作に投げ捨てる。強酸雨の水たまりで、タバコは溶けて、合成香料の嫌な臭いをさせて燃えていった。

 予想接近経路が、おまえのAR視界に投影される。

 手には魔法のように現われた、古びたリボルバー。射撃管制ソフトウェアのアップデートを勧めるアイコンを、おまえはうるさげに放り出す。知ったことか。マニュアル操作の何が悪い。

 ヘリが頭上をかすめる――正しくはかすめようとする。

 下部に搭載された12.7㎜ガトリングガンが火を噴く。だがおまえには一発も命中しない――すでにワイヤードされたパイロットが絶命しているからだ。額を一発の357マグナム弾に撃ち抜かれて。

 誰が殺したかって?

 無論、おまえだ。

 おまえは硝煙を吹き消し、リボルバーをホルスターにしまい、ヘリから背を向ける。

 爆発。

スイーパーというクラス

 拳銃一丁、あるいは二丁を武器にして戦うクラス、それがスイーパーだ。

 スイーパーは比較的近距離での戦闘に秀でている。屋内、入り組んだ廊下、そして都会の雑踏。そうしたところがおまえの舞台だ。

 おまえはいちいち分厚いボディアーマーを着込んだりはしない。アクション映画のヒーローのように、拳銃だけを頼りに、無法のスプロールを生き延びていくのだ。