-----単行本発売おめでとうございます! ついにお勤め先にもご自分の作品が並んだわけですが、まずはご感想をお聞かせください。

木成あけび(以降、木成):ありがとうございます。とりあえずお話を伺った時から「嘘でしょ?」と思っていましたので、その後進行して行くに連れ「あ、ガチなんだ…」と思って友人や職場に話したのですが、友人たちはまず「ネタにするなら印税!」と叫びました。その後発売日が近付くにつれ友人も職場も滅茶苦茶応援してくださって本当に感謝です。実際に本屋(職場)に自分の本が並ぶのを見て物凄く興奮しましたし、 弊害で本人よりテンション上がった友人が職場に開店記念みたいなアレンジメントフラワーを送りつけて来まして、物凄い羞恥プレイを強制執行されましたが(笑)。

 

-----「ほぼ日常」が執筆されることになった経緯をあらためて木成先生から簡単にご説明いただけますか。また、木成先生の漫画遍歴、執筆歴などお教えください。

木成: もともと職場でお客様へのサービスの一環になれば良いな、とフリーペーパーを作成することになったのですが、当時の上司が私が絵を描くのが好きだと言うことで「4コマを描けば良いじゃない!」と発言いたしまして……。 そこからローカルにやらせていただいてたのですが、店舗に来てくださってたエンターブレインさんの担当さんに書籍化のお話をいただきました。

漫画遍歴は兄の影響で趣味の範囲で細々と(薄い本とかを)描いていたのですが、2年ほど前から商業の仕事も少々。いろんなことをさせていただいてました。

 

-----漫画に登場するご本人のビジュアルはパンダになってますが、理由はありますか?

木成:高校生くらいから自画像はパンダでした。単純に似顔絵を描くのは耐えられなくて、じゃあ何かキャラクターをと思ったのですが、猫や犬だと「かわいこぶってんじゃねーよ」って突っ込みが来ると思ったので、体系的にも丸いパンダなら許して貰えるのではないかという卑屈極まりない(笑)理由です。

 

-----劇中のパンダの言動は相当クレイ…じゃなくて、独特のノリですよね! 実際の木成先生も……? また、よろしければ先生がリコメンドしているBL作品や、個人的にツボるシチュエーションなどお聞かせください。

木成:「私じゃなくて周囲が面白いんだ!」と主張しているのですが殴られそうなので黙っておきます。真面目な話、周囲が許してくれるからこそのノリだと思うので、そういう意味でも同僚、友人にも本当に恵まれたなあと思ってます。リコメンドは……本当に色々な方に影響を受けているのでひとつに絞れませんが、秋葉東子先生がBL作家さんでは物凄く好きです。

ツボるシュチュは語りだしたらスクロールバーがこれ以上無理っすって事態になりそうですが、レトロな雰囲気が好きです。書生さんカフェが作られて「旦那様」って呼んで貰えるなら私は週3で通います。

 

-----本書の読者の皆さまにメッセージをお願いいたします。

木成:某書店の片隅でひっそり配られていたフリーペーパーからずいぶん出世して、色々な方のお手元に行けたことを本当に幸運だと思います。拙いですが少しでも楽しんで共感していただければ幸いです。そして周囲の人との縁を大事にしていれば良いことが有るんだってことを実体験と共に主張しておきたいです。本当にありがとうございました。