第13回手塚治虫文化賞「新生賞」受賞!!

パノラマ島綺譚

江戸川乱歩×丸尾末広

みずからの妄想を実現するため、男が巡らせた途方もない奸計(かんけい)の行方は…。

怪奇と幻想、夢の饗宴! 日本漫画界が世界に誇る魔神・丸尾末広が、巨星・乱歩の傑作に挑んだ作品。長き沈黙から覚醒し、満を辞して発表。巨星・乱歩の歴史的傑作にして、畢星(ひっせい)の問題作!今、圧倒的な筆力でついに描き尽くされる、驚異の「楽園」の全貌、めくるめく大パノラマ!満都騒然、耽美壮絶、天下無類の、極上怪奇幻想譚!

パノラマ島綺譚

(原作)江戸川乱歩/(著者)丸尾末広

2008年2月25日発売
ISBN:978-4-7577-3969-7
判型:A5(276ページ(口絵カラー4ページ))
定価:1029円(本体980+税)

プロフィール

丸尾末広(まるおすえひろ)

1956年(昭和31年)1月28日長崎県生まれ。
少年期に『少年キング』『少年マガジン』等に熱中、漫画家を志す。15歳で上京し板橋区の凸版製本で働く。17歳で『少年ジャンプ』に持ち込むが、自分の作風は少年誌に不向きであると知り一時漫画から離れる。
24歳「リボンの騎士」でデビュー。26歳、初の単行本「薔薇色ノ怪物」を刊行。以降、漫画、イラストレーション等を次々発表。その独自の作風により、ワールドワイドに熱狂的な人気を得る。漫画著作は、ほかに「少女椿」「犬神博士」「笑う吸血鬼」など多数。イラストレーションに、小説「帝都物語」(荒俣宏)装画・挿絵、CD「ネイキッド・シティ」(ジョン・ゾーン)ジャケットほか多数。
なお、乱歩作『芋虫』を5月12日発売の『月刊コミックビーム』(エンターブレイン刊)にて連載開始。

江戸川乱歩(えどがわらんぽ)

1894年(明治27年)10月21日三重県名張市生まれ。本名・平井太郎。
早稲田大学卒業後、職を転々とし、1923年(大正12年)に雑誌『新青年』に「二銭銅貨」を発表、小説家としてデビュー。
名探偵・明智小五郎の活躍する「心理試験」「D坂の殺人事件」や。「人間椅子」などの短編、「一寸法師」「陰獣」「孤島の鬼」などの長編で、大きな人気を集め、日本探偵小説興隆の祖となる。また少年探偵団シリーズで年少の読者も魅了し、大衆文芸、少年小説の世界にも多大な影響を与えた。戦後も「幻影城」ほかの評論・研究、探偵作家クラブ創設など、精力的に活動。1965年(昭和40年)7月28日、逝去。代表作は、ほかに「屋根裏の散歩者」「パノラマ島綺譚」「怪人二十面相」まど多数。
「パノラマ島綺譚」初出(『新青年』1926年10月〜1927年4月)