なつかしくてどこか切ない、
ノスタルジックRPGの名作がリメイク!!
キミは『LOST SHEEP』というツクール作品を知っているだろうか? タイトルを見てピンときた人はかなりのツクール通。なぜなら『LOST SHEEP』は、10年も前に作られたRPGツクールDante98作品なのだ。第2回アスキーエンタテインメントソフトウェアコンテスト(第2回Aコン)ゲームツクール部門で最優秀賞に選ばれたこの作品は、当時『コープスパーティー』や『まおうさたんのえにっき』と並ぶ名作として、多くのツクールユーザーに支持された。今回は、その『LOST SHEEP』がRPGツクール2000でリメイクされたことを受けて、特設コーナーを用意して紹介することになったぞ。
まずは前作『LOST SHEEP』について簡単に紹介しておこう。
ロストシープ1 4月〜6月の物語 |
| 作者:長尾啓 |
ジャンル:RPG |
作成ツール:RPGツクール2000 |
作品紹介
『ロストシープ1 4月〜6月の物語』は、『LOST SHEEP』のリメイク作品に位置づけられている。しかしながら、本作は決してリメイクの範疇にとどまらない。シナリオは大幅にアレンジされ、イベントひとつをとっても前作に比べて厚みを増し、より味わい深いものになっている。ちょっとした演出やミニゲームも、そのひとつひとつが楽しくパワーアップ。とにかくロストシープでは、町を歩き回り、新しいことを“発見”するのが楽しい。このゲームの目的は妖怪山じじいの正体を突きとめること。でも、楽しいことはほかにもいっぱい隠されている。コワイおじさんから野球ボールを取り返したり、秘密基地に集合したり、キミだけの冒険を見つけて楽しんでほしい。
作者インタビュー
やりこめばやりこむほど、その奥深さが実感できる『ロストシープ』。作者である長尾さんに、作品について語ってもらったぞ。
■簡単なプロフィールをお聞かせください
2月6日生まれ。千葉県出身。おしゃべりが好きで、妙案とは日々の会話から生まれるものだと考えています。
■近況報告などありましたらお願いします
シナリオ創作技法、文章の作法などを改めて勉強中。何事も基本が大切なので。最近、なぜか十代のころより体力がついてきたのが嬉しいです。
■リメイク版を作ろうと思われたキッカケは?
前作のDANTE98版が綺麗に終わっていなかったこと、やり残したことやできなかったことがたくさんあったことが大前提です(今回もまだ作りきれたわけではありませんが……)。また、自分では駄作だと思っていたDANTE98版を想定外に多くの方がプレイしてくださっていたことも間違いなく自分を突き動かしました。徹底的に娯楽性の高い作品を作って皆さんに遊んでいただく、そう決意しました。RPGツクール2000は、アイディアをとても早く形にできる素晴らしいツールですから”立案→制作→評価→反省を踏まえて再び立案”のサイクルが早いことでとても面白い作品が作れるのではないかと想起しました。幸い、このゲームの制作期間中には老若男女、何十人ものテストプレイヤーが随時作者の目の前でいろんな立場から評価してくれる環境がありました。これら自分の考えと、恵まれた環境をフルに活かそうということが命題でした。
■Dante98版『LOST SHEEP』を振り返って思うことは?
やりのこしたことが山ほどあって、振り返りたくない記憶だった時期があります。それくらいひどい作品を世に出してしまったと後悔していました。ところが、いまだにあの作品をプレイしてくれた方々からのお手紙をいただいたり、北海道や九州からファンの方が会いに来てくださったりと、とても暖かい出会いがあったことは否定できません。そして、ファンだった方々がどんどん力を貸してくださってRPGツクール2000版の制作に勢いをつけてくれました。そして、それに呼応するようにもっと多くの人たちが集まってくれました。すべてDante98版『LOST SHEEP』がなければ始まらなかったことです。Dante98版制作当時、こんなことになるとは全く思っていませんでした。素敵なコンテストに応募したものだと思います。
■プレイヤーのみなさんにひとことお願いします
待っていてくださったみなさんには、本当にお待たせして申し訳ございませんでした。制作期間が3年くらい、完成してからもうすぐ2年になります。制作期間の長さも情けないですが、完成してから一般公開までさらに2年ということも情けない限りです。今回は『ロストシープ1 4月〜6月の物語』ということで、ゴールデンウイークや梅雨など、春のお話です。本編以外にもいろんな遊びがありますので、ぜひ楽しんでください(7月以降の物語がゲームになるかは、残念ながら未定です)。 |